![]() |
|
![]() |
|
日ごろ、思うことなどつれづれに。 バックナンバーはこちらです。
|
|
くるみの犬歯 |
|
今週はくるみのブリーダさんのお店まで、くるみを連れて行ってきました。
今までにもトリミングしてもらいに行ったことがあるけれど、今回の目的はトリミングだけではありませんでした。 くるみには生後1年以上経っても乳歯が残っていました。上の犬歯が2本と下の犬歯が1本。 かかりつけの獣医さんからは、「永久歯を守るために抜く方がいい。3月まで待って抜けなければ、抜きましょうか」、 「ところが、歯を抜くだけなんだけど、全身麻酔のけっこうな手術になるんです」と言われ、 さらに「そう聞いて、乳歯をそのまま残す飼い主さんもいる」とも言われました。 そこで、「抜かないと、どうなるのですか?」と聞くと、「永久歯を守らないといけないから、飼い主さんに歯のケア、 歯みがきを続けてもらわなくてはいけなくなって、これはこれで大変なんです」という話。 小型犬は乳歯が抜けずに残る場合が、大型犬よりずっと多いそうです。 3月になっても、くるみの乳歯は3本ともしっかり残り、いよいよ手術かなぁ、やだなぁと思っていた時に ブリーダさんに用があって電話をしました。 その時に、「まだ乳歯が3本残ってる」と話すと、「それは抜かないといけないわ」と言われたので、 「全身麻酔の大変な手術なんですってね」と言ったら、 「そんなもん、ここに連れてきてくれたら、私がペンチで抜いてあげるわよー! 全身麻酔なんか、止めといて!」って。 全身麻酔も「え〜!」だったけど、ペンチで抜くだって〜!? 犬の全身麻酔で事故が多いことは知っていました。 知り合いの犬も手術中に亡くなったし。 人間と違って、アレルギーテストをしないので、事故が多いのだそうです。 だから、抜歯でそんな麻酔をかけるのは嫌だったのだけど。 でも、ペンチかぁ... 「今までにたくさん抜いてこられたの?」と私。 「何匹も何匹も抜いてるわよ」とブリーダさん。 「抜いた中で、具合が悪くなった子はいますか?」と私。 「そんな、歯を抜いたくらいで犬は死なないわよ」とブリーダさん。 かくして、くるみはペンチで乳歯を抜かれる身となりました。 そんなこととはつゆ知らず、電車に揺られたくるみは、お里であるブリーダさんの最寄り駅からショップまで、楽しそうにかけっこして行きました。 結果、下の歯はペンチで抜けましたが、上の歯はまだしっかりしていて抜けず、 夏ごろにもう一度抜くことになりました。 ブリーダさんの話では、犬歯は犬の命を守る歯なので、他の乳歯とは違って、ゆっくり2年近くかけて 抜けるのだそうです。 「乳歯が早く緩むように、固いものをかじらせて」と言われて帰ってきました。 くるみは小犬時代に非常に甘がみがひどくて家具はあっちこっちぼーろぼろ、床までかじったくらいでした。 それでも緩まず、抜けなかった乳歯の犬歯。 根っこを緩ませるために、これからどれほど固いものをかじらせればいいものやら。 (2007年3月17日) |
|
![]() |
|
くるみにかじられた掃き出し窓の下枠 (写真上部の白っぽい部分がかじった跡) ![]() |