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日ごろ、思うことなどつれづれに。 バックナンバーはこちらです。
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障害者に助けられて |
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先日、障害者ダイビングのツアーに、ボランティアとして同行しました。
腰痛の回復、悪化を繰りかえしていたところに、そのツアーの1週間前にまた腰痛が悪化しました。
その数日後にはアレルギー性鼻炎で、くしゃみが止まらなくなり。 腰痛はよくなってきたので、鼻づまりはひどかったけれど、予定どおり出発しました。 機内の空気が悪かったのか、鼻炎はフライト中に少し悪化し、夕食をとった店のエアコンが悪かったようでさらに悪化し、 泊まった部屋のエアコンがとどめのパンチとなって、翌朝は両方の鼻がつまるほど悪化しました。 ところが、ボートダイビングで朝からずっと海上で過ごしていたら、どんどんよくなりました。 いい空気のおかげでしょう。 そして、午後3時ごろには、ほとんど鼻の症状を感じないほどになりました。 その日は2本のダイビングに加えて、3本目をオプションで潜れるスケジュールでした。 鼻の症状がよくなったので、私は3本目だけ海に入りました。 マイワシの大群を見て、マイワシの渦に向かって泳ぎ、マイワシの群れの中に巻かれてきました。 翌朝、5時過ぎに目が覚めたら、窓の外は真っ赤な朝焼けが見えました。 「わー! ビーチまで見に行こ!」と腰のストレッチもそこそこに起き上がろうと思ったら立てませんでした。 腰が痛くて、どうしても立てない。 床に膝をついて立ったら立てるかと思って試してみたけど、やっぱり立てない。 仕方がないので、ベッドに這い登り、這って枕元まで行き、同室の方が起きるのを待ちました。 同室の方は股関節の障害者でした。 その方に頼んで、フロントで氷をもらってきてアイシングしました。 ツアーのボスには、「障害者を助けに来ているやつが障害者に助けてもらって、どうすんだよ」と言われました。 そのとおりです。返す言葉もありません。 アイシングと、日本から持ってきたロキソニン、経皮鎮痛消炎剤のおかげで まもなく立てるようになり、無事にツアースケジュールどおり帰ってくることができました。 こころよく氷をもらいに行ってくださった浅井さんには、いくら感謝してもしきれません。
浅井さん、ありがとう。 |
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