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土筆
今年も散歩コースに土筆が顔を出しました。 家のすぐそばで土筆が出ていることを知ったのは3年前です。 最初に見つけた時は、「こんなところにまだ出るの!」と感激しましたが、 よく見ると、けっこうあっちこっち出ていて、 横浜にも自然が残っているのだなぁと思います。

少し歩いたところにある古い団地の土手は土筆の宝庫でした。 つんつんつんつん、たくさん出ていました。 でも、建て替えで敷地は掘り返されて、その団地から土筆は消えました。

もう横浜産の土筆はそれほど採れないなぁと思っていたらなんのなんの。 駐車場を借りている大家さんちのところにたくさん出ていて、 去年は駐車場代を支払いに行った時に摘ませてもらいました。 大家さんのお宅では採らないそうで、あとで佃煮にしたものを少し持って行きました。 おいしかったと喜んでもらえて、今年も摘ませてもらえるはずでしたが。

今年は忙しくて、摘んでもハカマ取りする時間はなく、散歩コースで少しずつ摘んできては ハカマ取りして茹でた土筆だけで佃煮を作りました。 土筆は最初にハカマ取りしてかさが減り、下ゆでしてかさが減り、 佃煮にする時にまたかさが減って、採った時からどんどん減ります。 ハカマ取りした指先は真っ黒になるし。 それでも仕上げた佃煮からは、ほんのり春の香りがします。  (2006年4月1日記)


左:下ゆで、右:佃煮できあがり。 ハカマ取って、茹でて減って、だんだん減ってくる。

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