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今年の富士山
今年の冬は本当に冬らしくて寒い日が多くて、日本海側は大雪で被害が増えています。 「白魔」という言葉も今年初めて知りました。 厳冬のおかげで、今年の富士山はまだ1月なのに、真っ白になりました。 去年も一昨年も、2月になってもこれほど白くなりませんでした。

その富士山が雪に覆われて白くなった部分を日の出の太陽が深紅に染めるのが紅富士です。 だから、紅富士は冬場で大気の透明度がいい時ほど、富士山に積雪が多いほど、きれいに染まります。 富士山の積雪が増えるのは、例年では2月に入ってからだから、冬至の頃より日の出が早くなり、 紅富士が見られる時間も早くなります。

ところが、今年は1月から富士山の積雪が多かったので、2月ほど早起きしなくても紅富士が見られました。 でも、そんな年に限って、水が塚公園、忍野、葉山などの紅富士ポイントまでなかなか行けません。 今年も深紅に染まる紅富士を見に行けるだろうか。 

寒い朝の早起きは辛いし、富士がきれいに染まる朝は西高東低の気圧配置となるので見ている時もめちゃくちゃ寒いけれど、 深紅に染まるのを見るたびにいつも感動します。 夜明け前のほの暗い富士山のてっぺんからピンクに染まり、山全体が深紅に輝く数分間は神秘的な時間です。  (2006年2月1日記)

1月の真っ白富士山

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