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ヤツガシラ
年末に、友人のお母さんが作られたヤツガシラをいただきました。 親芋はバレーボールほどの大きさがあったように思います。 親芋は小芋をたくさんつけていました。 ついでに、親芋はミミズもつけていました。 お母さんが泥を落としている時に、大きなミミズが3匹、4匹、にょろにょろにょろ出てきました。 「わー!ミミズ!」と叫んだら、お母さんはこともなげに手でミミズ退治なさいました。 ミミズは苦手です。 にょろにょろ動くものが苦手、ヤモリ、イモリ、ミミズ、ヘビ、トカゲ...

そう。 にょろにょろ嫌いの原点はトカゲです。 子どもの頃、祖母といっしょに住んでいた庭には栂の木があって、まっすぐで枝ぶりが ちょうど木登りによくて、よく登って遊んでいました。 その日も、ちょい、ちょい、ちょいっと登って左手で枝をつかんだら何かが手の中を滑った。  うん?   手の中から逃げていくトカゲと目が合いました。 冷たい目をしていました。 木から落ちそうになりました。 それ以来、爬虫類、両生類は苦手です。海に住む動物でもにょろにょろ長いものは苦手です。

「人の頭に立つように」とおせち料理にも使われるヤツガシラ。 たくさんいただいたので、新聞にくるんで保存してあります。 正月明けに、「もういくらなんでも死に絶えただろう」とおそるおそる新聞を開けたら、 また出てきました。 小芋にはほとんどいないのですが、親芋にはたくさんミミズが住んでいました。 洗っていると、ぽろっと崩れて、そこから7-8匹細ミミズが出てきたこともあります。 卒倒するかと思いましたが、ミミズごときで失神したりはしません。苦手なだけ(と強がり言ってみるけど)。

やっぱりミミズフリーのヤツガシラの方がいいな、私は。 ミミズが住んでいる畑は健康でいい畑だと言うけれど、それでも。  (2006年1月16日記)

ミミズつきヤツガシラを掘ってくださったお母さん

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