momoは親が飼っているヨーキーでした。 親の家に行くとkeishiくん散歩には行けないので、momoはkeishiくんのピンチヒッターでした。 でも、このごろは親の家にいることが多くて、「散歩で ワン！」はmomoのページのようにもなっていました。

いつも食欲旺盛で、食い意地がはっていたmomoが11月7日の朝はドッグフードをすぐには食べませんでした。 それでも、その日もいつものように散歩に行きました。 最初に様子がおかしくなったのはその夕方です。 呼吸が速くて、お腹が大きく動いていたので、すぐにいつもかかっている病院まで連れて行きました。 注射して、薬をもらって、それからは呼吸もその時ほど荒くなることもなく、 調子の悪そうな時もあれば、元気に過ごしている時もありました。 先週初めにも車に乗せて病院まで薬をもらいに行きました。 気管支拡張剤の注射をしてもらったら翌日は本当に元気で、いつものmomoに戻ったかのように思えたくらいでした。

親から、momoの様子がおかしいと電話があったのは29日の夜でした。 動物病院の診察時間には間に合わなくて先生に電話をしたら、翌日に早く連れてきてくださいと言われました。 その夜は何回も何回も何回もmomoの夢を見ました。7-8回、momoの夢を見たと思います。 夢に出てくるmomoはいつも元気で、「あー、よかった。元気になったんだ」と思ったら夢から覚めて、 あぁ、夢だったのだとがっかりしました。

その日の明け方にmomoは旅立ちました。 病院へ連れて行こうと移動している時に訃報が届きました。 momoは旅立つ前に、私に会いにきたのだと思います。 だって、今までにあんなにmomoの夢を続けて何回も見たことはないもの。

自己主張が強かったmomo。 食いしん坊momoは野菜や果物が大好きで、林檎、人参、胡瓜の他、獅子唐やスナップエンドウも大好き、苦瓜も生でポリポリ食べました。 ぴーんと両耳を立てて散歩していたmomo。 他の犬が来ても、いつも知らんぷりしていたmomo。 しょっちゅう粗相をしていたmomo。 momoとはいろんなところへ行きました。富士山を見に行ったり、湘南の海へ行ったり（波が来ると、怖がって逃げました）、 伊豆で潜る時にも連れて行きました。軽井沢にある会社の保養施設では夜にこっそり連れて入っていっしょに寝たし、 飛行機に乗って八丈島にも行きました。 16年間momoといっしょで楽しいことがたくさんありました。 momoといっしょに過ごせた私は幸せです。　（2005年12月1日記）