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羽田空港第2ターミナル
昨年の暮れに、羽田空港には新しいターミナルができました。 これまでのターミナルは第1ターミナルとなり、日本航空系列の航空会社が入っています。 新しい第2ターミナルは全日空系列が入りました。

古いターミナルである今の第1ターミナルからは、富士山が見えました。 第2ターミナルは海側にあって、海の見えるターミナルがセールスポイントだそうです。 海も好きだけど、富士山フリークの私は第1ターミナルから見える丹沢越しの富士山の方が魅力的なのだけど。

その第2ターミナルに初めて行った時には吹き抜けから差し込む明るい陽ざしに、「わー、きれい!」と 思ったのも束の間、セキュリティー通過の信じられない大行列に、一気に気分は台無しになりました。 時間にたくさん余裕を持って行ったので乗り遅れなかったけれど、すべての行列はフロアを横断して反対側の壁に到達するほど。 空港職員がメガフォンで、「前へお詰めください、前へお詰めください」とヒステリックに連呼していました。 飛行機で移動することの多い方はよくご存じでしょうけど、職員はいちいち1人1人、「はさみ、ナイフ類はお持ちでないですか?」と聞いてきます。 その間にセキュリティーチェックする荷物のベルトコンベアは間隔が空きます。 反対側の壁まで到達する行列だと、この数秒間が「ちりつも」でますます行列が伸びると思います。

第2ターミナルが大混雑していた理由のひとつはスタッフが慣れていなかったこともあるのでしょう。 航空券を提示するように言われて、大阪空港で購入したリピート(回数券)を見せたら、 「これは伊丹発の航空券です。羽田発の航空券はどこにありますか?」と言われました。 「はぁ? リピートですから、これが今から搭乗する航空券ですよ」と答えました。 伊丹空港で発券したリピートなので、搭乗券の左側に大阪伊丹、右側に東京と書かれているので、 伊丹発の航空券と思いこんだのでしょう。 スタッフは一瞬きょとんとして、しばらく考えて、やっとわかったようで、「申し訳ありませんでした!」と謝りました。 未だかつて、こんなことを聞かれたことは一度もありません。

先日は到着階から出発階に移動して荷物を受け取り、到着階に戻らずにそのまま直接、出発階から外に出る方法があるかと思って セキュリティーのスタッフに聞いてみたら誰1人知らず、スタッフが守衛さんに聞いてわかりました。 もっと勉強してもらわないと、大行列ができるのも無理はないなぁと思った次第です。 (2005年1月16日記)

第2ターミナルの吹き抜け

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