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無花果
実家の庭で無花果(イチジク)が実をつけています。 甘くておいしい実がなるそうです。 でも、いつも鳥に食べられてしまって、もう何年も食べられず、その味を忘れてしまいました。 今年の実はまだほとんどが青いけれど、1個だけ黄色っぽくなってきた実があって、 もうちょっと木に置いておこうと様子を見ています。

祖母の家には甘柿の木がありました。 毎年、祖母が食べさせてくれて、とてもおいしかったことを覚えています。 祖母はいつも「カラスと競争」と言っていました。 「あと、もう1日置いたら、食べごろ」と様子を見ていると、ちゃーんとカラスが先に食べてしまうと...  柿はカラスだけでなくて、スズメにも、その他の野鳥も好物です。 バードフィーディングには、柿が野鳥の一番人気と書いてありました。

無花果は「花が無い果物」と書くとおり、花が咲くのを見たことがありません。 調べてみたら、実と思っているところが花なのだそうです。 つまり、無花果の実の中にあるたくさんの小さなつぶつぶが花で、 実は変形した花の集まり、「花のう」なのだそうです。 道理で、咲かないわけです。

実家の庭の無花果を今年は食べることができるだろうか。 祖母が生きていた頃によく言っていたように、「野鳥と競争」です。 (2004年9月16日記)



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