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日ごろ、思うことなどつれづれに。 バックナンバーはこちらです。
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お盆 |
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この頃は移動が多くて落ち着かない毎日を過ごしています。
お盆前の一週間は久しぶりにずっと横浜にいられました。
1泊か2泊で八丈島に行きたいなぁと航空券を取ろうと思ったら、夏休みのせいか、平日なのに毎日満席、
伊豆の師匠に電話をしても捕まらず。
師匠も夏休みのお客さんで大忙しだったのでしょう。 だったら、横浜でのーんびり過ごそうと、ダイビングの器材はオーバーホールに出すことにしました。 ダイビングに使う器材は年に1回、安全のためにオーバーホールに出します。 ところが、去年の8月に八丈で潜ったきりで忙しかったのと、年末の捻挫をこじらせて潜れなかったので、2年近くの期間があいていました。 私の器材はレギュレータ(空気を吸う器材)もBC(浮力をコントロールするジャケット)もSプロというメーカーで、 いつもメーカーのメンテナンス担当のSさんにオーバーホールしてもらっていました。 そこで、今年もSプロにいつものように電話をかけて、Sさんを呼び出してもらったら、代わりの方が出られました。 わが家から車ですぐのところSプロがあった頃には、いつも自分で器材を持ち込んでSさんにオーバーホールを頼んでいました。 古い水色のBCは少しずつ空気がもれ始めて、Sさんが教えてくださった方法で修理しながら使っていました。 Sプロを訪ねると、帆布のようなエプロン姿のSさんはいつも笑顔で応対してくださいました。 会社が八景島のそばに移転してからは、車でちょっと持ち込むというわけにはいかなくなって、器材は宅配で預けるようになり、 Sさんとは電話でお話するだけになりました。 水色のBCを覚えていてくださっているようで、電話で名前を告げるといつも、「あぁ、お久しぶり」と返事が返ってきました。 Sさんは肺癌で亡くなられて退社されたそうです。 電話で亡くなられたことを知って、ショックを受けました。 Sさんにオーバーホールを頼めない今年は、「彼なら安心」とSさんが言っていた近くの店に依頼しました。 私の水色のBCを、「綺麗に使っているね。マニアに売れば高く売れるんだよ。大事に使ってあげなきゃね」と話していたSさんに合掌です。(2004年8月16日記) |
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私の宝物 「Sプロ クラシック スタビ ダブルコート」 水色のBC。 パラオの海中での写真です。 ![]() |