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零余子
今年は実家の零余子が豊作です。これでもかというほどの鈴なりです。 母は異常気象に危機感を感じて、子孫を残そうと零余子をつけたのかと言っています。 下の写真はごく一部で、たくさんヤマノイモの蔓があって、たくさんの零余子が採れています。 以前に「これだけ立派なら、掘ったら大きなヤマノイモが採れるよ」と言われて掘ってみたら、アクが非常に強くて、食べられたものではなかったそうです。 それ以来、実家のヤマノイモはもっぱら零余子を生産しています。

これまで零余子は零余子ごはんにしていただいていました。 今年はかき揚げ、から揚げの2種類を教えてもらいました。 から揚げはフライパンにほんの少し油を入れて、ころころ零余子を転がして揚げています。 教えていただいたとおり、揚げたてに塩を振るだけで、簡単でとてもおいしいです。

零余子を採っていると、ねらった零余子以外の零余子がぽとぽと地面に落ちます。 こうもり傘を広げて採るといいというアドバイスもありましたが、うちにはこうもり傘はありません。 大きめのレジ袋で受けていましたが、調理用のざるの方が打率の上がることがわかりました。 だんだん中に零余子が増えて、支える腕がだるくなるのがざるのデメリットです。

朝夕はずいぶん冷えるようになりました。ヤマノイモの葉っぱも一部が黄色くなってきました。 こんな時期になっても、まだ百日紅の花が残っています。 葉っぱが黄色く紅葉を始めているのに、まだ花を咲かせている百日紅を見ると、 寒かった8月、暑かった9月、異常気象に植物も苦しんだのではないかと思います。
(2003年10月17日記)




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