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日ごろ、思っていることなどを書いてみます。 バックナンバーはこちらです。
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五山の送り火 |
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久しぶりの五山の送り火から戻ってきました。
学生時代にいつも見ていた建物は転落事故があってから、送り火の夜には簡単には屋上に出られなくなりました。
大文字、妙法、舟形、遠くに左大文字、つぶれてほとんど原型がわからない鳥居形。
屋上からはすべての送り火を身体の向きを変えるだけで見えました。 送り火はお寺の鐘の音が聞こえてくる中を静かに時間が流れていきました。 午後8時に大文字山に大きな大の字が浮かび上がる時には、何回見ても「きれいだなぁ」と思います。 今夜は屋上に出るには天窓によじ登るしかなかったので、部屋から大文字の点火を見ました。その後、最上階の廊下をまわって、すべての送り火を見ました。 「妙法」を見ている時に、「法はあそこに見えるけど、妙はどこ?」と男の子たちが話しているのが聞こえてきました。 「妙」の字は少し崩してあるので、わかりずらかったのでしょう。 彼らが話しているのを聞いていて、一昨日に「東方見聞録」という店の名前をうまく読めなかった若い女の子たちのことを思い出しました。 1人は「読めなーい」と言い、もう1人は「とうほう、けん、ぶん、、、ろく??」と自信なさげでした。 これからの日本語、いや、日本はどうなるのだろう。 そんなこと思いながら眺めた送り火で、今年のお盆も終わりました。 (2003年8月16日記) |
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