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麻の葉
今年は梅雨明けが遅いです。よく降ります。7月なのに梅雨寒で、昼間でも窓を閉めたりしてきました。

母方の祖母(念仏セキセイインコの祖母)は刺し子が趣味でした。 最初は簡単な図柄から始めて、最後は一番手がかかるらしい麻の葉模様をよく刺していました。 たくさん作った刺し子は祖母が作っていたほどには手元に残っていませんでした。 作っては誰かにあげていたのかもしれません。

先日、アンティークの着物屋さんで、麻の葉模様に絞り染めされたゆかたを見つけました。 丈がやや短めでしたが、見た瞬間、「私を呼んでる!」と思って買いました。 藍色も好きだし、麻の葉模様だもの。

麻の葉のゆかたを買ったのはいいけれど、手持ちの帯が合いません。 どうしたものかなぁと、父方祖母の形見の箪笥を探すと、赤っぽい6寸帯がありました。 これで半幅帯は買わなくてすむなとかっぱらったら、京都のアンティーク屋さんでは白地に紺、黄金色の6寸帯も1000円で見つけました。

「ゆかたは夏の暑い日の、日が沈み始めたころから着る物」と書いてあるのを読んだことがあります。 今年はまだ梅雨が明けなくて夕べは涼しいです。 暑すぎる夏も困るけれど、買ったゆかたを着てみたいし、そこそこに暑くなってくれればいいなぁと思っています。
(2003年7月18日記)


母方祖母好みの麻の葉絞りに、父方祖母の6寸帯(右)

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